全国災対連メール情報 2008/8/2

   浅野川がはんらん、城北病院周辺が大変
   対策本部を設置し、地域住民の支援に!!
    (石川民医連城北病院水害対策本部
    「浅野川水害対策ニュース」より)


 7月28日未明から早朝にかけて激しい雨が降り、浅野川が氾濫
しました。城北病院や菜の花薬局周辺に濁流が押し寄せ大変な
状況になりました。
 28日午前中に事業所周辺の片付けと災害地域の患者さんやご
利用者の安否確認を行いました。午後からは、医師・看護師・
事務など3組が被災地域に食料と水を配布し、医療・その他の要
望を聞く活動を行いました。また、水害のひどい昌永町、笠市
町、瓢箪町に堆積した泥を除去する作業を行いました。18時か
ら やすらぎホームの職員が準備してくれた132個のおにぎりと
飲み物を持って、市役所のボランティアの方5名と一緒に、4隊
にわかれて被災した地域に配布活動を行いました。20時30分か
ら院長、副看護部長、研修医など6名で、避難所を訪問しまし
た。3世帯5人が避難されており、健康管理等を行いました。
 一日目に、災害対策本部に駆けつけて行動した方だけでも、
職員や業者、市役所のボランティアなど総勢125名になりまし
た。
事態の深刻さに、市も本格的に動き出す!!
 市も人的な対応や重機や散水車などを出し対策を強めてきて
います。
 29日午前9時に支援部隊が集合しました。8隊48名を編成し早
速訪問しました。実際に床をまくってみて泥が堆積している現
実に、住民の皆さんは驚いています。バキュームで吸い上げら
れないかと市に要望しましたが、無理とのことでした。家の前
や道路に搬出するしかなく、人手が必要です。午後も部隊を編
成して(10隊65名)泥の除去作業や家財の整理にとりかかりま
した。夕方におにぎりと飲み物を配布し見回りを行いました。
地域で困っている方の要望に応え泥の撤去と家財の片付けに奮
闘!!
 市と業者の体制の強化により、生活道路の泥の除去と散水車
による清掃で、だいぶ道路はきれいになってきました。しか
し、各家の泥の除去まで行ってはくれません。社会福祉協議会
を窓口にしたボランティアの皆さんも、被害が大きかった昌永
町、笠市町、瓢箪町に30日から入るようになりました。
 床上浸水や床下浸水したところは大変悲惨な状況です。濡れ
て使えなくなった家財は、玄関前や集積場に山積みになってい
ます。住民の皆さんは床をまくって狭い空間のなかで土嚢やバ
ケツに泥を積め運び出すという、大変地道で根気のいる作業を
続けています。
 この困難な作業に、午前中は6隊38名、午後は8隊51名が参加
しました。
金沢市への要望
 城北病院では、必ずしも医療は必要ではないが介護などが必
要な方の受け入れ先、小学生が押し寄せる濁流を見てショック
を受けていることなどについて、31日に金沢市に要望書を提出
することにしました。
今後の対応
①今回の水害が災害救助法の適用となりました。従って、被災
者生活再建支援法が適用されます。石川災対連と協力して罹災
証明の発行手続きを進めていきます。
②まだ、患者さんや友の会会員訪問に十分に取り組めていませ
ん。医師・看護師・友の会役員と組みを作り、土日に地域訪問
を行います。
③土日の行動は、午前9時~12時、午後は13時~16時とします。